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柔整・鍼灸関連情報
料金改定延期 現時点で予想される制度改定 part2 その2
2012.8.1

いつもお世話になっております。仁藤です。

6月より本ページにて、24年6月料金改定の延期に対し、
「予想される制度改定」を3回に分けて記載しております。
part1はこちら
part2はこちら


part2 「多部位請求」

まずは何部位から多部位か? 
昔からレセプト用紙 料金欄に多部位の記載があるので明白です。
3部位以降が多部位に該当します。
多部位該当になった際には下記2項目の制限があります。

A 多部位逓減 
B レセプトに負傷原因を記載

今回は 「B レセプトに負傷原因を記載について」

平成22年6月の療養費改定で 3部位目に関しての算定が

○3部位目の逓減率が 0.8 → 0.7 (22年6月施術分より)
○傷病数が3部位以上の際は、レセプトに負傷原因を詳細に記載。(22年9月施術分より)

と変更になりました。この年の改定は6月・9月・翌年1月と段階的に制度改定がありましたが、
ユーザー様より圧倒的に多かったお問い合わせが、負傷原因の記載・領収書義務化でした。
「原因どう書いたらいいの?」 「原因サンプル増やして」等々 原因関係の問い合わせが
連日のようにあった為、急遽「負傷原因の書き方セミナー」を開催した程でした。

新規開業のお客様で「2部位目までは負傷原因入れなくてもいいの?」といったご質問を良くいただきます。
レセプトには2部位目までは 原因の記載は不要ですが、施術録(カルテ)には1部位でも原因の記載は必要です。

柔道整復療養費の保険対象となるものは“急性又は亜急性の外傷性の骨折・脱臼・打撲・捻挫肉離れを含む挫傷”
つまり外傷である以上は必ず負傷に起因する原因があるはずです。
弊社セミナーでも、「レセプトには印刷しなくてもいいから、1部位でも原因は入力して下さい。」
と講師が説明しています。
保険者の個別指導にあたった場合、県や保険種別にもよりますが、2年分の施術録を持参する形になります。
そのカルテには 1部位であっても負傷原因が記載されていないといけません。

実際 指導になった場合「2部位目までの施術録に原因が記載されていない」
このケースが一番 時間と労力がとられます。
3部位の場合は原因を入力してあるので、万一 カルテに記載がなくてもレセコンを見れば
転記が容易ですが、1~2部位で原因を入力していない場合 当然 レセコンを見ても情報がありません。
患者さんが記入した問診票を見ても、肩こり・腰痛と外傷性のない慢性疾患しか書いてない・・・・
どうします? 2年前に 2~3回 来院しただけの患者さんの問診票と傷病名から、
負傷原因を推測するという本末転倒な方法しか残ってません。
個別指導は、通知から約3週間後に書類一式を持って、指導に行く形となります。
3週間で何百・何千枚のカルテを準備しなくてはいけません。
原因全部書けますか? 何年か前に指導になったお客様がおりましたが、院の営業が終わってから、
連日 朝の4時くらいまで原因書きをされていました。

個別指導に関しては又 別の機会にお話しようかと思っておりますが、実はちゃんと真面目に保険請求している
院でも呼ばれる事はあります。絶対呼ばれる事はないとは思わない方がいいです。

多部位の制度変更に関しては、過去の改定例から下記の2パターンが考えられます。 

○3部位目逓減率 70% → 50%~60% (協会健保要請案が 33%)
○負傷原因 2部位目以上よりレセプトより記載

逓減に関しては、22年度の改定で 80% → 70% と減額になりましたが、
後療単価が 30円 UPしましたので仮に次回の改定で下がったとしても、何かしらの単価UPの調整で、
結果 差がない形になるかもしれません。
24年度 医科の改定が +0.004% 療養費だけマイナス改定というのも差別化になってしまうため。

負傷原因に関しては、制度がどう変化してもいいように、又前述した個別指導の対策として、
1部位であっても原因を入れた方がいいでしょう。 

22年9月より、3部位目からレセプトに負傷原因記載が必要なった際、いろいろな接骨会の方に
3部位の請求が減ったか聞いてみたのですが、9月施術分から軒並み 3部位請求が減ったとの事でした。
保険者からしたら、外傷の根拠がないから出せないのでは? と思われても仕方がない気がします。

次回は ③ 長期施術  について記載致します。9月上旬位の更新予定です。