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柔整・鍼灸関連情報
『スキー』 伊藤
2013.01.08

新年明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い申し上げます。
本年も皆さまにとって素晴らしい一年となりますようスタッフ一同お祈り申し上げます。

寒さも厳しさを増してきますのでインフルエンザなど体調管理には十分ご注意下さい。
また、ノロウィルスによる被害も拡大しておりますのでご注意下さい。

さて、今回は冬の定番レジャー「スキー」について少々調べてみました。
若かりし頃、スキーは大人気スポーツで週末ともなるとゲレンデは多くのスキーヤーで賑わっていました。
人気のスキー場ではリフトに乗るまでずいぶんと待つこともあった時代でした。
それが今ではスキーヤー・スキー場ともに減少傾向にあると聞きます。

スキーは廃れてしまったのでしょうか。

今から25年前の1987年、原田知世さんが主演した「私をスキーに連れてって」という映画が公開されました。所謂「バブル」初期の頃の映画です。この頃からスキーに行く人たちが増え始め、
流行に敏感な若者を中心にスキーは人気のウィンタースポーツとなっていきました。
レジャー白書によるスキー人口を見てみると・・・
1987年 → 1,230万人
1990年 → 1,380万人 3年間で100万人程の増加
1991年 → 1,700万人 1年間で300万人以上増加!
91年の爆発的増加の原因を調べてみたところ、90年12月上越新幹線ガーラ湯沢駅とともにガーラ湯沢スキー場がオープンしました。翌91年JR東日本では「JR SKI SKI」というキャンペーンが行われ、CMソングとしてZOOの「Choo Choo TRAIN」が起用されました。

CM効果や曲の大ヒットより、バブル末期とは言え若者を中心にスキー客の大幅増に繋がったのではないでしょうか。

ちなみに「私をスキーに連れてって」の主題歌や挿入歌は、ユーミンこと松任谷由実さんが楽曲を提供し「サーフ天国、スキー天国」や「恋人がサンタクロース」が使用されました。
これらの曲は20年以上経った今でも多くの人に親しまれ、言わずと知れた冬の定番ソングとなっています。

冬の定番と言えば、1993年に広瀬香美さんの「ロマンスの神様」も大ヒットしました。
この曲はアルペンのCMソングとして使用されました。ご記憶にある方も多いかと思います。

その後もスキー人口は上昇しましたが、93年をピークに翌年以降はバブル崩壊による景気の低迷やスノーボード人気により減少が続き、現在ではピーク時の1/3となっています。
1993年 → 1,860万人
2011年 →   630万人

結局、スキーブームは長く続きませんでした。
代わりにゲレンデにはスノーボード客が多く見受けられるようになりました。
スノーボード人口は93年以降増加し、2010年では400万人となっています。
しかしスノーボードに至っても2002年の540万人をピークに減少傾向にあるようです。
とは言うものの、スキー・スノボーの人口を合算すると1,000万人前後ですので、
全体としてはスキーブーム以前の状態に戻っただけと言う見方もあります。

かくいう私も当時スキーに夢中になっていた一人なのですが、ブームが下火になるとともに行かなくなりました。私の場合、はっきりとした理由もないのですが、家族とともに旅行や温泉に行く機会が増えていき、
ゲレンデから離れていった気がします。あと、寒さも辛かったですね。

もっと言えば、所詮ブームに乗っかった「ニワカスキーヤー」だったのかもしれません・・・

世間一般的にスキー客はなぜ減少したのでしょうか。減少理由を考えてみました。
・バブル崩壊     → 景気低迷による「安・近・短」傾向
・多様化       → ネットや携帯、他の趣味にお金をかける、スノボー人気
・少子化       → 若者の減少、スキー離れ

・温暖化による雪不足 → ゲレンデがどんどん遠くなる

現代社会においてクルマで遠方まで出向き、高速代・ガソリン代・道具一式・高いリフト券・高い食事代を支払ってまでするスポーツはハードルが高く、特に就職難と言われている若年層では敬遠されても仕方ない気がします。また、昨年末とある新聞の記事にスキーブームを知っている世代をゲレンデに取り戻すべく、多くのスキー場が試行錯誤しているとの記事がありました。

例えば、子育て世代となっていることを想定し家族連れでも来やすいような工夫や低料金などを打ち出したプランがあるとのことです。この世代に限らず今後、スキー客を増やしたいのであれば、若年層に来てもらわなければなりません。それにはスキーをもっと身近に感じてもらい、若者達がもっともっと元気になってもらう必要があります。難しいでしょうが「雇用拡大」「景気回復」が必須ですね・・・

ところで、スキーブームの頃、ゲレンデ近くの整(接)骨院では、捻挫や打撲など多くのけが人が来院し、週末ともなれば時間外などの施術も多くあったと聞きます。都市部でも同様に、休み明けなどスキーで痛めたという患者さんも相当数いたのではないでしょうか。

ゲレンデでは、疲労や寝不足、過信などにより事故や怪我も相当数あるようです。
では、最近のスキーやスノボーによる事故や怪我の状況はどうなっているのでしょうか。

以下、全国スキー安全対策協議会による最新のデータ(2011-2012年 全国45のスキー場)です。

・受傷者数:2,966人(スキーヤー1,084人・ボーダー1,846人・その他36人)
・受傷時間:スキー・スノボーともに11~12時が最も多く、次に13~14時
原因 → 混雑・雪質など状態の変化・疲労など人的・環境的要因が影響している模様
・受傷天候:晴れ37.3% 雪→36.5% 曇り→24.0%
・受傷性別:スキー 男58%・女42% ・ スノボー 男62.6%・女37.4%
・受傷年齢:スキー 10代22.2 20代14.8 30代12.0 40代13.9 50代12.4 60代18.3
スノボー10代13.3 20代63.7 30代17.3 40代4.0   50代0.8   60代0.3
スキーは大人~子供まで幅広く、ボーダーのほとんどが30代以下で特に20代が多い
・受傷技能:スキー  はじめて 6.3% 初級31.3% 中級44.5% 上級17.9%
スノボー はじめて10.3% 初級39.0% 中級41.9% 上級 9.0%
・受傷部位:スキー  膝 > 下腿部 > 肩 > 頭・顔 > 足首 > 腰 > 大腿部 > 手指 の順
→ 膝を痛めた場合ほとんどが捻挫
スノボー 肩 > 手首 > 頭 > 膝 > 肘 > 顔 > 足首 > 腰 の順
→ 肩の負傷のうち54%が脱臼、手首の負傷のうち67%が骨折との報告
・受傷原因:スキー・スノボーともに「自分で転倒」81.0% 「他人と衝突」13.7%
「自分で転倒」の理由 →「バランスを崩した」が最も多い

スノボーは「自分で転倒」の次に「トリックやジャンプ失敗」が22%と続く

※モデルケース※
スキーヤーの場合:全年齢・男女・初級~中級者・昼頃・バランスを崩し転倒・膝や下腿部を負傷

スノボーの場合 :20代・男・初級~中級者・昼頃・バランスを崩し転倒・肩や手首を負傷

スキーヤーは、膝や下腿部などの下肢の負傷が多く、捻挫、次いで打撲となっています。

ボーダーは、肩の脱臼、手首骨折が多く打撲など上肢への負傷が多く重症化する怪我が多い。

久し振りにスキーに行ってみようかな、思わずそんな気になりました。怪我したらお願いします。