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柔整・鍼灸関連情報
『「いつでもいいや」はいつにもならない』 浅見
2015.01.07


新年明けましておめでとうございます。
皆様は年末年始、ゆっくりとご静養する事ができましたでしょうか?

本年も昨年同様、お客様、ウェブサイトを閲覧していただいている皆様に
ご満足いただけるサービスを提供していきたいと思っております。

皆様、どうぞよろしくお願い申し上げます。

というわけで新年一発目の記事です。
年末年始となりますと、年賀状の他にも電器屋さん、美容室、写真屋など
様々な所からのダイレクトメールが届くようになります。
そういったダイレクトメールにはだいたいなにかしらの特典が付いてきますね。

「このダイレクトメールをお持ちの方に粗品プレゼント!」とそういうやつです。

保険適用外治療院を営んでらっしゃる皆様の中にも、似たようなダイレクトメール(もしくは年賀状)を
出された方、たくさんいらっしゃると思います。

ちなみに、『整骨院・接骨院』として「粗品プレゼント」や「マッサージ無料券」などの特典をダイレクトメールに添付するのは

禁止されていますので、もしもそういったダイレクトメールを送りたい場合は、保険を扱わない自費治療院としての名前で出す必要があります。

ある治療院Aさんが、ダイレクトメールを送ろうと思い立ちました。
特典としてマッサージを15分無料にするクーポンを付ける事にしました。
近所の治療院Bさんはマッサージ10分無料券が付いていたのを見たので、それより少しお得です。

参考にしようと治療院Bのはがきを見ていると、クーポンの片隅に「○○年○月○日まで」という期限があるのを発見しました。

自分の所も同じようにクーポンに期限を設けるかどうか……
そこで先生は思いました。
「うちは他の院のようにみみっちい事はしない! 期限なんてつけないぞ!」

もちろん一人の患者さんには一度だけの制限は付けますが、使用期限は決めない事にしました。

さて、二つの治療院AとB。

クーポンの効果が大きかったのはどちらになるでしょうか?

おそらく、使用期限を定めた治療院Bの方が効果的になるだろうと言われています。
これはダイレクトメールの教科書、ジム・コブスの99通りのオファーに記されたオファー(特典)の一つ、リミテッド・タイム・オファーに起因する物です。
オファーというのは「要請」などと訳される事もありますが、ここでは「特典」の事だと思って下さい。

先ほどの「粗品プレゼント」や「マッサージ無料券」もオファーの一種です。

人間は何かをしようとした時、優先順位を付けて行動します。
「お腹もすいたけどトイレにも行きたい。トイレ我慢する方が大変そうだから先にトイレ行ってからご飯食べよう」とか。

意識している、いないは別にしてだいたいの場合がそうではないでしょうか。

そしてその優先順位を付ける要素の一つが「締切」です。
学校の宿題をやる時、どれも同じくらい時間がかかりそうな問題集なら提出期限が近い物から片付けますよね?
逆に「提出期限が決められていない問題集」なんて物があったとしたら、それに手を付けるのは一番最後になる――最後にならないとするなら、
それにはそれなりの理由がある――ということにならないでしょうか。

どころか、いつまで経っても手を付けずに本棚の隅っこにしまいっぱなし、なんて可能性の方が高いかもしれません。

クーポンに「○○日まで!」という期限を定める事によってダイレクトメールを受け取った人の意志決定を迅速にし、行動の優先順位を上げる事ができるのです。

また、期限が定まっていれば「クーポンの締切が迫っていますよ」という新しいお知らせをする口実にもなります。

ダイレクトメールに限らず、チラシやキャンペーンに期限が決まっているのは「いつまでもやっていると恒久的なプライスダウンにしかならない」

という理由だけではない、という事ですね。

ジム・コブスの99通りのオファーについては当たり前と思われているオファー(特典)をあげつつも「なぜ」当たり前なのかを解説している事もあり、読んでいても中々おもしろい為、また機会がありましたら触れてみたいと思います。

では本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。