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柔整・鍼灸関連情報
『患者さんの呼称について』 石井
2015.05.13


患者さんのお名前を呼ばれる際「○○様」と呼んでいますか?それとも「○○さん」と呼んでいますか?

先日近所の内科を受診した際、受付さんからも先生からも「さん」付けで呼ばれました。

あれっ?少し前まで「様」付けで呼ばれていたのにと思い、先生に「呼び方変えたんですか?」と尋ねた所、
最近「様」から「さん」付けにしたとの事です。

少々気になって調べてみた所、そもそも「患者さん」を「患者様」、「○○さん」を「○○様」と呼ぶようになったのは2001年10月に厚労省が、国立病院や診療所向けに「医療サービスの質の質の向上に関する指針」をまとめた際、「患者には原則として姓名に様を付ける」ように求めた事により広まり、定着したとの事です。

権威主義による患者に対する不適切な態度や暴言(ドクターハラスメント)を戒め、抑制するため、「様」の呼称を継続して使用している医療機関もあれば、近年、「丁寧すぎて、逆に軽んじているように感じられるのではないか」とか「患者からの暴力や暴言の一因として、患者(様)という立場を強調し、助長している可能性もあるのではないか」という論議により、「様」をつけていた医療機関でも「さん」にもどすところが多く出ています。

また、患者から見れば、「◯◯様」と「◯◯さん」と呼ばれる違いは、自分と先生やスタッフとの間の距離感の
違いではないでしょうか。
「さん」づけで呼ばれると、相手との距離を身近に感じ、親しみが湧いてきます。
「様」づけで呼ばれると、丁寧で大切に接遇されている印象を受けますが、逆に会話に距離感や違和感を覚えてしまいます。

結局、呼び方や言葉の使い方は本質的なことではなく、その背景にある「患者とどう向き合っていくか」という、本質的な心の在り方が重要なのではないかと思います。